みぞれ修行ツーリング
某年12月最初の日曜日。
前記の知多半島の一週間前にもツーリングに行ってきていました。
まだギリギリ山道は間に合うかと思って
天気予報は曇り時々晴れだったしまあ、大丈夫だろうという判断に至る。
真冬になる前に走っておきたかったし。
念のため合羽をもって出発。
さて、今回の目的はリベンジで
巨樹、時瀬のイチョウの黄葉が目的だったんだけど
生憎葉っぱは散り果てておりまして
時すでに遅し。
何せそれまでの数日も気候は寒くなる一方で
やや標高の高い山の上ならさらに寒かったろう。
致し方ない。
ただ個人的には
この寒さのおかげで(道中の気温計は3℃前後)
車もバイクも少ないからマイペースに走りやすいし
空気はキリっと澄んでいて気持ちが良い。
こんな寒い中で走り回るバイク乗りほど
馬鹿な連中はいないね。←
時瀬のイチョウは残念だったけど
矢作ダム沿いの道路はまだ紅葉(もみじ)が生き残っていて
真っ赤に染め上げていて綺麗だった。
ここまで来て
当初の予定では、道の駅「らっせいみさと」まで行って
温かいそばでも食おうじゃないかと目論んでいたけど
あんまりにも寒いので
無理せず引き返して、日のあるうちに帰ろうってことで
ルート変更。
結局、方向的に稲武のどんぐりへ向かう事になる訳だ。
いつもは観光客とか温泉客とかバイク乗りで
駐車場は埋め尽くされるのだけど
さすがにまばらだった。
普段からこれ位空いていたらいいんだけどねぇ。
さて、寒さに耐えるべく
どんぐりの近くにあるラーメン屋にて
担担麺を二人して注文。
「俺ら常連客になりつつあるね」と相方は言う。
確かに。
夏は冷麺が美味かったなぁ。
店内はポカポカ暖かくて本当に助かった。
鼻を真っ赤にしながら辛いラーメンをすする。
美味い!けどやっぱり鼻水も出る。
すっかり体も心も暖まって外に出ると
冷気で一気に冷やされる。
いつも通り栗餡栗どらを買ったら
ぬるかった…。
どうゆうことなの?(´・ω・`)ショボーン
まだ13時前だったろうか
ササっと帰路についたのだけど
この時で曇天。
うーむ寒いなぁと思ってたら
とうとう何かが降ってきた。
雨?!
と思ったけど何か違う。
だって舞っているもの。
まさかの霙だったよ…orz
そして気温計は1℃を指していたよ。
パラパラ程度だったからきっとすぐに止むだろうと期待してたら
むしろ雨に変わってバラバラと降ってきた。
相方が気を遣って止まってくれたが
もう合羽を着る前に帰りたい一心だったのでそのまま進む。
下界に降りてきても一向に寒さは和らがない。
せっかく買ったばかりの冬ジャケも見事にびっしょり濡れてしまった。
高かったのにな~(;´Д`)
勿論EDWINの防風パンツも濡れてしまって
防風以前の問題。
とにかく全身濡れてこの上での寒さだから
体も芯から冷え切ってしまった。
指はかじかんで操作もままならない。
が、意識は運転に集中(しないと危険)、ひたすら無心に走る。
ああ、寒い。
おお、寒い。
そんな我らを
追い打ちをかけるがごとく市街地は渋滞していて
どいつもこいつもどいてくれ!と八つ当たりしたくなった。
そんなこんなで
どうにかこうにか帰宅。
すぐにストーブをつけて
真っ先にシャワーを浴びて
それでもなお、なかなか暖まらなかった。
相方は持病の蕁麻疹が出たり
後日手の甲がしもやけになったりと
なんとも踏んだり蹴ったりな
いったい何の修行だろうかというような
ツーリングでした。
これもいい思い出になるのだろうか…?
一興というには少々辛すぎる経験に成りました。