栂池高原2泊3日 その三
ナイターは18時から始まる。
私はモトからボードに変更。
暗くて視界が悪いだろうし、慣れてる方に。
ペンションから再びゲレンデを下るのだが
朝のパウダーから一転、雪が硬い。
気温が下がって雪が締まったのか、踏み固められたのか
滑るとゴリゴリと鳴る。
2時間ほどの休憩を挟んだだけで
すでに筋肉痛で体も硬い。
聞けば相方も似たようなもので
無理せずキリの良いところで切り上げましょうと合意。
ゲレンデにあまり人がいない。
リフトから下を見下ろしていると
昼間よりも幻想的な風景が広がる。
ライトに照らされた霧が乱反射しているのか
夜なのに辺り一面 白い。
凍えそうに寒いのをじっと耐えていると
カタカタと リフトの滑車の鳴る音が聞こえる。
だんだん雪の硬さにも、ナイターの暗さにも慣れて
なんとか普通に滑れるまでに至る。
転ぶと結構痛いのだが
相方は絶えずモトで360°回転を練習。
何度か打ち身していたし、体も疲労困憊だろうに
たいしたものだ…。
雪が硬い分、うまくいくとスルッと回れるらしい。
(が エッジが引っかかると激しくモトがすっ飛んでいた)
人が少なくて、静かなゲレンデというのも気持ちの良いものだ。
ほどなく体力が尽きてきたので
20時頃に引き上げることにした。
宿に戻って着替え
この日も飲み屋まで 夜の街へと繰り出す。
さてさて、本日は「たんぽぽ」という居酒屋。
宿と兼営しているようだが、店内は繁盛していた。
酔っ払いが四方八方から気持ちよく叫び散らして
まさに宴も酣である。
いままでビールは飲めなかったのだが
ここ最近勧められるままに飲んでみると
よく言う「のどごしスッキリ」の感覚が分かるようになってきた。
大人の階段登るってね。
色々注文して食べて飲んで 自分を労わるように。
ここのご飯も美味しかったなぁ。
自家製梅酒や、自家製ヨーグルト等があった。
どれも美味しい。
良い感じに酔ってきたので(=戻す危険)
御冷でしばらく酔いを冷ます。
女将さんが(店内ではお母さんと呼ばれていた)
気を遣ってツーショットを撮ってくださった。
ありがたや〜。
体も温まってお腹も満たされて
宴は終了。
厳寒の中トボトボ歩いてペンションに戻る。
寒さで酔いも冷めますわい。
この日は宿泊客も多くボイラーが頻繁に焚かれていた。
お風呂に入ってほどなく就寝。
もう少し夜更かししたかったが
眠気には逆らえなかった。
翌日に続く。