明日香村ツーリング
3月25日は奈良県の明日香村へ行ってきました。
企画者は私自身だけど
3月末だしそろそろ気候も春らしくなる事を期待して
大丈夫だろう とやや距離のある奈良に設定してしまったのが
そもそもの間違いでした…。
朝から気温は低くて風が強い。
まるで冬のような気候だった。
とりあえず真冬ツーリングの装備で固めて
懐炉も予備に携帯して家を出る。
前日の雨の後もあって路面が濡れている箇所もあったけど
とりあえず地元も現地も、曇時々晴れという天気予報を頼りに
決行に至る。
長島ドライブインに8:00集合。
久々に会うメンバーと
前回の浜松ツーでも同行したメンバーと
自分を含めて全6名。
8時過ぎ ほどなく出発。
先導は相方が担ってくれて
R23から名阪国道を経由
途中で道の駅「関宿」にてトイレ休憩。
この関宿で偶然、マツダのオート三輪「T2000」が停まって来たのを見て
男性人が色めきだす。
(残る女子二人は空気)
持ち主の方と何やら話をして盛り上がっていた。
名阪国道からは針テラスを目指す。
速度域が速い・アップダウン(&カーブ)が続く・風も強い
シェル子にとっちゃ苦行のバイパスですた。
急勾配の下りのコーナーで横風は勘弁して欲しい。
針テラスに着いた頃には結構な体力を奪われていました。
とにかく寒かったんだよ…。
そして針テラスは
相変わらずバイカーが多かったなぁ。
やっぱり、大概の人は寒そうな顔てたけど。
バイク乗りは皆バカだよねぇ…
さて、ここからバイパスを下りて
R369・165・169を経由。
この辺は田舎の3桁国道の為か青看を見ても分かりにくい!
相方が地図と睨めっこして
どうにか迷わずルートを辿ることができた。
本人曰く「俺が先導で迷わないのは奇跡だね」との事
途中で給油しつつ
正午前には明日香村に到着〜。
どこに停めればいいのか左も右も分からない中
親切な係員さんの誘導により、石舞台古墳周辺の駐輪場にバイクを置けたので一安心。
本日のお昼ご飯は
「あすか野夢市茶屋」にて
古代米定食を頂く。
お腹を満たして
まずは石舞台古墳を見に行く。
料金所にて「明日香王国パスポート」が売られていたので購入。
明日香村圏内の有料施設にて割引が効くのだそうで。
まさに教科書で見た事のある感じ。
ここは石の下に石室のような空間があった。
ふむふむ、ほうほう と見て周って次の目的地へ。
石舞台古墳からやや歩いて
ちょっと奥まった、普通の住宅街のそばにソレがある。
ええ、例のアレですね。
だいぶ人の手に触れられてきたのか
形もなめらかになっておりました。
そう、例のアレです。
この場所を教えてくれた方に
「跨って記念撮影を撮るといいよ」と言われてはいたけどさ…
こりゃねぇ、一度恥ずかしくなるともう無理(笑)
予想通り来た事を後悔しつつも
やらない後悔よりやる後悔 と誰かに言われたような?
ちなみにこのマラ石の向かいにある山は
ふぐり山と呼ぶそうで。
これ、豆な。
冷たいものでも食べて頭を冷やそう。
古代米ソフト。
正直、味は普通のソフトと変わらないけど
まあ美味しいのは美味しいので良しとする。
時間が押してきたので
もう一つだけ名所を見て、帰路に着こうという事に。
微妙に各所距離があるので、徒歩では時間がかかるのが難点。
レンタルサイクルか、巡回バスを使って見て周るのが本来の巡り方なのでしょう。
どうやらツーリングには向かなかったようだ。
まあ、行って見ないと分からない事もあるからしょうがない。
バイクに乗って数分、最後に亀石を見に行く。
実は本日最大のガッカリスポット(笑)
普通に民家の隣にあって、
まるで庭の石かのような…
想像以上に小さかった。
マラとかふぐり山とか亀とか
いったい何を考えてこんな観光したのか
全くの謎です。
さて、時間は15時を過ぎて日も傾き始めてきたので
いい加減帰路につきましょう。
来た道をそのまま戻るか、ちょっと遠回りして違う道から帰るか
迷いの末違うルートで帰ることに。
ここまでが味気のない道ばかりだったし
ちょっと道を楽しみたかったのもある。
てことでR169を南下
途中で東に折れてR370から県道16号へ
R370に入った頃からだんだん楽しくなってきた。
断続的なワインディングが山道を這うように続き
道が広くなったり狭くなったり
上ったり下ったり
こういう山道はシェルパは超楽しい!
シフトを忙しなく上下して
時々ブレーキング
そんなにスピードが出るわけじゃないけど
程好い速度で、踊るようにバイクを寝かすのが楽しい。
もうマラ石で受けた辱め(←?)もすっかり忘れてルンルン気分♪
ちなみにSVの相方とR1乗りの方の二人は
当然、姿を追うことは叶わず。
バイバーイ(・∀・)ノシ
R166に出て伊勢街道と和歌山街道を経由
櫛田川沿いを走り続ける。
この辺りの川がまた綺麗だったなぁ。
沈下橋も見かけた。
途中で給油しつつ道の駅「飯高駅」にてようやくの休憩。
なんだかんだでもう17時である。
太陽の光も山影に隠れて辺りも暗くなり始め、気温も下がっている様子。
喉を潤したくてもトイレが近くなるので我慢。
勢和多気から伊勢道で高速に入るかという話も出たけど
最近のスマホは便利だねぇ
道路情報も調べれるようで
高速は四日市で既に渋滞が始まっていたらしい。
とりあえずR23まで出てから考えようという事に。
ぼちぼちと出発。
しばらく進むとパタパタと水滴の打つ音が聞こえて
気がつけば雨が降り出した。
緊急停車、いそいそとカッパを着込む。
降られるとは思っていなかったし、この先の天気も読めない。
とりあえずカッパを着ない人もいたけど、大丈夫?
(↑相方)
再出発。
雨脚は弱まるどころか大雨になってしまった。
寒いし、暗いし、道は見えないしの三重苦。
こんな大雨になってしまったので
かえって高速は危ないし渋滞がキツイので
このまま下道でじわじわ帰るしかない。
松坂から津、鈴鹿、四日市とこの区間がどれほど長く感じたか。
信号が多く、交通量も多いので中々距離を稼げないのだ。
コンビニ休憩をはさむも
先導の相方は特に疲弊しきっていた。
他のメンバーも疲れた顔を浮かべる。
こういうとき
バイク乗りはバカばっかりだねぇと笑い飛ばして
このドMな状況を楽しむしかないんだろうな。
コンビニの前を横切る別のツーリング集団と目が合い
手を降ると振り返してくれた。
お互いに大変だねと 励まし合うように。
気がつけば夜も9時半を過ぎた頃
ようやく桑名まで出た。
四日市で雨はすでに止んでいた。
それでもやっぱり寒い。
最後のコンビニ休憩で解散となり
それぞれの帰路につく。
どうにかこうにか全員無事帰宅できたようで良かった。
翌日は全身が痛かったのは言うまでもない。